漢方では脳は、骨の中にある「髄」が集まったものと考えられていて、「髄海」と呼ばれています。「髄」は精からできていると考えられているので、腎精(腎に蓄えられている生命の源となる精のこと)を養う事が大切です。加齢などで「腎」が衰えて「精」が不足すると物忘れや記憶力低下につながります。
「腎」の働きを助ける食材は、山芋、黒豆、枝豆、キャベツ、ゴボウ、プルーン、くるみなどです。特にくるみは、脳の形に近くて、「健脳(脳を活性化する)」にいいとされています。ただし、カロリーが高いので食べ過ぎないようにしましょう。くるみは良質な脂質が多く含まれますが、酸化しやすいので開封後は早めに食べましょう。
「気」や「血」が不足したりきちんと巡らない事でも物忘れや記憶力低下につながります。しっかり睡眠をとって疲れた身体の機能を回復させましょう。ウォーキングなど脳の血流を促すこともオススメです。
脳に必要な酸素や栄養素を十分に行き渡らせる作用のあるビタミンC(ブロッコリー、柿、ピーマン)やビタミンE(うなぎ、モロヘイヤ、アーモンド)、EPAやDHA(さば、あじ、カツオなどの青魚)を摂るのも有効です。
いつまでも脳も身体も若々しく生き生きと過ごしたいものですね。
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