髪は東洋医学では「血の余り」といわれています。そのため、「血」が不足すると抜け毛が増えたり、髪がパサつくなどのトラブルが起こります。「肝」が弱ると「血」を全身に送れず頭皮や髪に栄養を与えられなくなります。老化などで「腎」が弱っても抜け毛の原因になります。「肝腎」を養生しながら「血」を補うと良いでしょう。
「湿」や「熱」があるタイプの人は脂っぽくなりがちで、頭皮や髪がベタベタしてしまいます。水滞・熱タイプの人は、暴飲暴食をしていないか、油っぽい物、辛い物、アルコール、甘い物を摂り過ぎていないかチェックしましょう。これらを控える事で「湿」や「熱」を軽減させることができます。
栄養面ではタンパク質のほか、皮膚を健康に保つビタミンA(うなぎ、レバー、緑黄色野菜)、ビタミンB6(まぐろ、さんま、鮭、鳥ささみ)、髪の成長を促すビタミンB2(さば、納豆、牛乳、レバー)、亜鉛(牡蠣、牛肩肉、大豆)を摂ることが大切です。抜け毛や皮膚、髪を健康に保つビオチン(レバー、ピーナッツ、卵、いわし)も有効です。
頭皮を清潔にしてつまらせないことや、マッサージなどをして頭皮の血流を良くすることも効果的です。シャンプー前にフラッシングすると、頭皮の汚れを浮かせ髪の絡みを少なくして、シャンプー時の負担を軽減させられるので、頭皮を健康に保つことができます。
髪は長い友達。秀逸なCMのコピーでしたね。抜け毛を抑えて、いつまでも若々しくありたいものです。
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