日本は海に囲まれた島国なので湿度が高く、「湿」による影響を受けやすい環境にあります。湿気により体に余分な水分が溜まってしまうためです。むくみのほとんどは、水分代謝に関わる「脾」「肺」「腎」の働きが弱まる事で起こります。以前ご紹介した、これらを助ける食材を摂ると良いでしょう。特に水分代謝が悪いと老廃物を体から排出することができなくなってしまうので、慢性化しないよう早めにケアすることが大事です。
むくみの簡単な対処法には、①体を冷やさない、②ふくらはぎのマッサージをする、③塩分・水分の摂りすぎに気をつける、などがあります。
冷たい飲み物や食べ物が多いと、体が冷えて水分代謝に影響してしまいます。意識的に温かいものに切り替えると良いでしょう。
ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれています。ふくらはぎに筋肉をつけると筋肉のポンプ作用が働き、むくみの解消になります。
体内の水分は、カリウムとナトリウムのバランスで調整されています。カリウムが不足するとナトリウムが水分と一緒に細胞内に入って、むくみにつながります。ナトリウムを控えてカリウムをしっかり摂るようにしましょう。ナトリウムは塩に含まれているので調味料は控えめに。カリウムを多く含む食材には果物(アボガド、バナナなど)、野菜(ほうれん草など)、芋類(里芋など)、海藻(昆布など)、大豆があります。
普段の心掛けで、むくみの無いスッキリとした日々を過ごしたいですね。
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