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女性とは
For women

女性は、ライフステージやライフスタイルによって体質が変わりやすく、特有の体の悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。思春期、妊娠、出産、授乳期、更年期などで体の状態は変化します。さらに月経によって毎月体調が変動し、心の状態も月経周期に合わせて変わりやすくなります。

なにかとストレスを抱えることが多かったり、忙しくて睡眠不足になりがちだったり、食生活が乱れがちだったり、そのような心と体の悩みに、薬膳は役立ちます。

漢方の観点で見る不調の種類
Poor physical condition as seen from the perspective of Kampo

①美容(美肌)
漢方・薬膳をはじめとする中医学の考えでは、「肌は五臓の状態を反映した鏡」と言われるほど、身体全体の状態(内臓の働きの低下、アンバランス、老化・・など)は肌に敏感に反映されます。従来の美容法は部分的・表面的に捉えたものが多いため、対症的な美容法になりますが、中医学の考えでは、身体の状態を把握して、肌の不調の原因を探りながら根本を整えていきます。身体全体を健康な状態に保つことができれば、肌も丈夫にキレイになれる。外側からのケアだけでなく、内側からもケアして、健やかな肌の土台を作りましょう。

②生理痛
中医学では、生理痛の原因は寒さや冷え、ストレスや冷たいものの過剰摂取による気の巡りの停滞、血の流れが滞る血行不良、血虚体質に月経の出血が加わった血不足などから起こると考えます。身体や臓器を温めて冷えを散らしたり、気の巡りを良くして良い血をたっぷり巡らせたりすることによって、痛みを和らげます。

③冷え(冷え性)
中医学における冷えの2大要因は、「ドロドロ血液」と「体の熱不足」。全身に栄養を送る「血」の流れが滞って末端まで行き渡らなくなっていたり、「腎」の機能が低下して体を温めるエネルギーが不足したりすると、冷えが起こりやすいとされています。冷えを改善するには、末端の細い血管までくまなく血を行き渡らせるとともに、腎のパワーを補って代謝を促すことが必要となります。

④むくみ
むくみは、「身体の水=津液(血以外の体液)の代謝異常、つまり、体の水分の排出がスムーズに行われていないことが原因(水滞)で起こります。水分を溜め込んだり、血流が悪くなったりすることで体が冷え、さらに水分代謝が低下してむくみが発生します。むくみによる余分な水分が、血管やリンパ管を圧迫し、血行を悪化させて巡りが悪くなり、体はいっそう冷え、さらにむくみがとれなくなります。この状態が慢性化してしまうと、むくみと冷えのスパイラルに陥ってしまうかもしれません。

⑤便秘
漢方式薬膳での一般的な便秘のタイプは5つに分けられます

タイプ熱秘気虚秘気秘血虚秘冷秘
状態体に熱がこもり、便が乾いている排便力がないストレスにより、腸が動きにくくなっている腸に潤いが足りずに起こりやすい体が冷えている
症状便がコロコロしている。トイレにあまり行かないよく風邪を引く。花粉症である。疲れやすいイライラしやすく、ストレスが多い。生理前に胸が張る肌や髪がパサパサしている。生理前後に便秘になる。爪が割れやすい腰やお腹が冷たい、寒がりである

⑥乾燥
中医学によると、「五臓」のうち「乾燥」の影響をもっとも受けやすいのは「肺」とされています。肺は呼吸器系だけでなく皮膚・大腸とも関係が深いため、肺が弱ることで咳が出たり、肌が乾燥したり、便秘になったりといった不調を招くと言われています。肌が乾燥する理由には、外気の乾燥という状況条件の他に、体内の水分や栄養の不足が考えられます。中医学的に言うと、津液不足・血不足の状態。乾燥肌の改善には、これらを補填する必要があります。そのため薬膳では、陰を補い、津液を増やし、血を補う食材を使って調理します。肺は皮膚と連動するとも考えるため、肺を潤すとされる食材も、乾燥肌の改善に使われます。

⑦ドライアイ(眼精疲労)
漢方には、「目は肝の窓口」という言葉があります。肝は肝臓のことですが、漢方では肝臓は血液を溜める臓器であり、目は、肝臓から血をもらって正常に働くと考えています。血が加齢や睡眠不足、ストレスなどで不足すると、視力低下やドライアイ、眼精疲労などが起きやすくなります。

⑧不眠
東洋医学では不眠症のことを「失眠」と言います。眠れないのは、体内の眠りスイッチが切り替え不良を起こしている状態だからです。体の中の「陰」と「陽」の切り替えがうまくいかないと、失眠の原因となります。五臓のうち、不眠症に関連するのは「心」「肝」「脾」とされています。その臓器をいたわることで。不眠症を改善し、体内の「陰」「陽」スイッチを正常に戻しましょう。

女性は日々の体調の変化と上手に付き合っていかなくてはなりません。自身の悩みがどのような原因で起こっているのか、また、それを和らげるために何に気を付ければいいのか。まずは自身の体調を知ることが重要です。

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